BPレガシィ ブレーキパッドをDIYで交換してみた!(リア編)
我が家のレガシィはもうすぐ満22年を迎えます。今年も元気に走り続けてもらいたいので、頑張って整備します。今回はリアのブレーキパッド交換です。
※車をDIYで整備することは危険が伴います。記事を参考にされる場合は自己責任で行ってください。
- 新品パッド
- キャリパー本体の固定ボルト取り外し
- キャリパー本体をリフトアップ(+旧パッド取り外し)
- 外したパッドの観察
- 装着前の清掃
- 新パッド装着
- ピストン戻し
- キャリパー本体装着
- 交換後の感想
- 締め付けトルク備忘
- 費用
新品パッド
使用したパッドはDIXCELの「EC-365084」です。以前交換したフロントと同じブランド・タイプのものにしました。パッド厚みは新品時8mmです。
パッドにはインジケーターという摩耗限度になるとローターにあたって音で交換時期を知らせる部品が付属します。フロント用パッドは購入時からインジケーターがパッドに装着されていましたが、リア用は自分で装着する必要があります。BPレガシィ用は、各輪のイン側パッド下側に付けます。製品の箱に説明書が付いていますので、それを参考に。
キャリパー本体の固定ボルト取り外し
キャリパー本体は黄色丸の2本のボルトでキャリパーサポートに固定されています。パッド交換では、上下2本のうち下側のボルトのみを外すのでOKです。
上側のボルトを軸に、キャリパー本体をリフトアップさせることが出来ますので。
ボルトは14mmです。
キャリパー本体をリフトアップ(+旧パッド取り外し)
写真のように、キャリパー本体を180°回転させてリフトアップさせるとブレーキパッドがフリーになります。
リフトアップしたキャリパー本体が落ちてこないように、適当に支えたほうが良いです。私は100均のS字フックを使ってひっかけておきました。
外したパッドの観察
右が運転席側、左が助手席側です。2枚目はイン・アウトを抱き合わせた写真で、残厚はアウトが3mm、インが5mmでした。もう少し使えましたね。
装着前の清掃
パッドを支える金属プレートを外して真鍮ブラシで清掃します。
きれいになりました。
キャリパーサポートから抜いたスライドピンです。パッドの厚みが薄くなるとスライドピンがサポートの奥に入っていきます。スライドするのでゴムブーツが付いています。
スライドピンとブーツの古いグリスを拭き取って、新しいグリスをたっぷり塗っておきます。グリスはパッドに付属していたDIXCELのものを使いました。ピン表面にまんべんなく塗り、ブーツ内側にもグリスを充填しておきます。
完成
新パッド装着
金属プレートの表裏にグリスをたっぷり塗り、キャリパーサポートに装着します。
スライドピン用ブーツを取り付け、スライドピンを挿入しておきます。
パッドの両端面にパッドグリスを塗って装着します。
ピストン戻し
写真の工具はセパレーター。アマゾンで1,000円ちょっとです。
旧パッドは摩耗してるので、ピストンが目一杯押し出された状態です。これでは分厚い新パッドを挟むことが出来ません。セパレーターでピストン戻しを行います。
ピストンを戻す前に、リザーブタンクからブレーキフルードを少し抜いておきます。ピストンを戻した際にピストン内のフルードが押し戻され溢れる場合があるからです。ブレーキフルードは塗装を侵食するので忘れずやっておきます。
※スポイトで吸い取りましたが、吸い取ったフルードが車体に付かないように注意が必要です。付いてしまったら、すぐ水で流しましょう(それでも少しは塗装にダメージがあるかもしれませんが・・・)
キャリパー本体にセパレーターを差し込み、手前のハンドルを回すことでセパレーターのプレートがピストンを押し戻します。
ピストンがキャリパーと面一になりました。
キャリパー本体装着
ピストンや反ピストン側のパッドと接触する面にグリスをたっぷり塗ります。パッドにもピストンとの接触面に塗っておきます。
シリンダー本体をリフトダウンして装着します。
固定ボルトの締め付けトルクは27N・mです。トルクレンチ後ろのラテラルリンクが干渉するので写真のようにエクステンションで延長した方が良いでしょう。
あとはタイヤを装着して試運転します。
交換後の感想
正直なところ、ブレーキの効きの違いは分かりませんが、新品になった安心感で満足です。
締め付けトルク備忘
キャリパーシリンダー本体固定ボルト: 27N・m
費用
※税込みです。
【材料】
ブレーキパッド DIXCEL ECー365084×1 5,984円
【工具】
セパレータ アマゾン 1,199円