ワイヤレスヘッドフォン 「ATHーSR30BT」 レビュー
今まで有線イヤフォンを使っていましたが、在宅でWeb会議をする機会が増えると配線を邪魔に感じるようになりました。マイクの場所を気にしながら話すのも地味にストレスです。無線接続でマイク内臓のヘッドフォンを・・・ということで、私が購入したヘッドフォン「ATH-SR30BT」を紹介します。
ATH-SR30BT
日本の老舗音響メーカー、audio-technicaの製品です。メーカーサイトを見ると、ワイヤレスヘッドフォンのラインナップの中ではローエンドの部類みたいです。音圧レベルも99mW/dBとあり、音のクオリティを追求される場合は物足りないかと思いますが、価格が安いので手軽に無線接続でマイク内臓ヘッドフォンを使いたい!という方には向いているのではないでしょうか。
パッケージ、付属品
シンプルな外箱ですが、チープな印象ではなく洗練されているように感じます。パッケージで商品の第一印象が強く伝わってきますね。製造国はベトナムとの記載がありました。
付属品は充電用USBケーブル1本のみ。機能と操作方法が書かれた説明書があります。
外観
アームは左右でそれぞれ3cm延長できます。他のヘッドフォンと比較してませんが、結構軽いなと思いました。長い時間装着してても疲れることは無かったですよ。
ハイエンドのような高級感や重量感ではないですが、一つ一つのパーツが精工に作られており、パーツの接合部の隙間も小さくて、しっかりした作りだと感じました。
折り畳みと回転が出来ます。可動部にグラグラした感じは一切無いですね。また、可動部に適度な抵抗感があるおかげで、重みで勝手に可動部が動いてしまうことがありません。些細なことなんでしょうが、意外と大事なポイントかもしれませんね。
イヤーパッドは恐らく合成皮革でしょうか(記載が無いので推測ですが)。装着した感じでは心地よいです。取り外しが出来ますし、交換用パッドも販売されているのが心強いですね。
性能
私は音のクオリティには疎いので説明できませんが、普段使いやWeb会議する分には不自由は無いです。個人的にうれしかった点を挙げると以下となります。
〇 内蔵マイクはしっかり音を拾う。
〇 バッテリーが長持ち(連続70時間再生)。
〇 PC再起動時のbluetooth接続が安定している(無操作で繋がってくれる)
※製品によっては、これが安定しないものも多いので意外とうれしい。
操作ボタン
左のハウジングにいくつかボタンがあります。上の写真は音楽の再生/停止とボリューム調整、選曲、電話の通話/終了を行うボタンです。並びの左端に見えるmicroUSB端子は充電用です。
私はヘッドフォンを専ら自宅PCで使っているのでこれらのボタンを使うことが無いのですが、モバイルで使う人には便利だと思います。少し残念なのは、直感的に3つのボタンの区別が付きにくいかな。一度3つのボタンをなぞって、順番からどのボタンなのかを判別する必要があると思いました。ハウジング側面にボタンを付けた方が分かりやすいと思うのだけど、デザイン的にアウトなんでしょうかね。
こちらはヘッドフォンの電源のON/OFFスイッチ。誤って押してしまうプッシュボタンではなくて、スライドタイプなのが嬉しいですね。
bluetooth接続
windows10での接続方法は「スタート(左クリック)」→「設定」→「デバイス」→「Bluetoothとその他のデバイス」と進み、ヘッドフォンとペアリングを行い接続します。windows10側には「ATH-SR30????」と表示されます(?と表示される理由がわからないですが、使用には問題なさそうです)。スマートフォンなど他のデバイスに接続しない限りは、PCを再起動しても自動的にヘッドフォンとの接続をしてくれるので、接続の安定度はとても優秀だと思います。
まとめ
音質にこだわるならもっと優れたヘッドフォンが色々とあるのでしょうが、価格も2万、3万とします。手軽に安価にワイヤレスヘッドフォンを使いたい人にはATH-SR30BTはオススメではないでしょうか。特にバッテリーのもちは優秀だと思います。